カナダ出身の女性ジャズ・ボーカリスト。
2002年10月発表。1~11がパリ・オランピア劇場でのライブ。最後の1曲だけがスタジオ録音。
彼女の魅力は何といっても、嗄れた声だけれど、本作ではピアノも素晴らしい。
ギター入りのジャズをこんな素敵なピアノと声で聴けたのはホント久しぶりな気がする。すごーく癒されるアルバムです。
1曲目から自然なスイングと躍動感のある即興部を聞かせてくれる。
ライブならではのリズム感と熱気を感じさせつつも、ゆったりリラックスしながら聞けるのが素晴らしい。
きっとDiana Krall自身もリラックスしながら歌っているんでしょう
(歌いながら笑っていたり、曲と曲の間に話す様子もリラックス感が漂っています)。
彼女のハスキーな歌声にピアノとギターが絡まる構成には感銘をうけた。
ギターの味わいが特によい。ヴォーカルもいいしバックの演奏(バカテク!)もいいし、素晴らしいのひとこと。
バート・バカラックの名曲「The Look of Love」、ガーシュウィンの「'S Wonderful」
ナット・キング・コール他多くの歌手で歌われた「Fly Me To The Moon」などのスタンダード・ナンバーが収録されており
ダイアナ・クラールの魅力的なヴォーカルを堪能できます。ボーナス・トラック12はかのビリー・ジョエルの名曲。
マイケル・ブレッカーまで入っていてもう最高!必聴盤です。
ダイアナ・クラールはまちがいなく現代の白人女性ジャズ・ヴォーカルのトップである。 |